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ether.fi(ETHFI)とは?リキッドリステーキングでトップを走る理由

2024年のDeFiトレンドを席巻したワードといえば、「リステーキング」です。 その中心にいるのが、今回紹介するether.fi(イーサファイ)です。

預かり資産(TVL)は100億ドル(約1.5兆円)を超え、リキッドリステーキング市場でシェア50%以上を誇る圧倒的リーダーです。 Lidoと似ているようで全く違う、その革新的な仕組みを解説します。

ether.fiの何が凄いの? 「利回りの2重取り」#

ether.fiの何が凄いの? 「利回りの2重取り」

ether.fiにETHを預けると、「eETH」 というトークンがもらえます。 これはただの預かり証ではありません。裏側で「EigenLayer」というシステムに自動的に接続されています。

  1. イーサリアムのステーキング報酬 (約3%)
  2. EigenLayerのリステーキング報酬 (+α)
  3. EigenLayerのポイント
  4. ether.fiのロイヤルティポイント

これらを 「一度に全部もらえる」 のが最大の魅力です。 ユーザーはeETHを持っているだけで、勝手に報酬が積み上がっていきます。

「鍵はユーザーが持つ」という安心感#

「鍵はユーザーが持つ」という安心感

競合のLidoやRocket Poolと決定的に違うのが、「非カストディアル(Non-Custodial)」という点です。

  • 通常: 預けたETHの「秘密鍵」は、運営側の業者が管理します。
  • ether.fi: 秘密鍵の管理権をユーザー自身が持てます

これにより、運営が悪さをしたり、ハッキングされたりして資金が盗まれるリスクを極限まで減らしています。 「自分の金は自分で守る」という暗号資産の理想を体現している点が、多くの投資家に支持されています。

ETHFIトークンの現状#

ETHFIトークンの現状

独自トークンETHFIは、プロトコルの運営方針を決める投票などに使われます。 しかし、価格は最高値から大きく下落しており、苦戦しています。

  • 要因: 今後数年にわたって大量のトークンが市場に放出される(売り圧力が強い)ため。
  • 対策: 運営は収益を使ってトークンを買い戻す(Buyback)プログラムを開始しましたが、効果が出るには時間がかかりそうです。

まとめ#

まとめ

ether.fiは、「利回り」と「安全性」を高いレベルで両立させた 次世代のステーキングサービスです。

  • eETH: 持っているだけで報酬が最大化される「魔法のETH」。
  • ETHFI: トークン価格は低迷しているが、プロジェクト自体の稼ぐ力(収益)は非常に強い。

もしあなたのウォレットに眠っているETHがあるなら、ether.fiで「eETH」に変えておくのが、今のDeFiにおける最も賢い運用戦略の一つかもしれません。