「変なURLを間違って踏んでしまい、ウォレットの中身が空っぽに…」 Web3の世界では、こんな恐ろしい話が日常茶飯事です。Windowsには「アンチウイルスソフト」があるのに、なぜクリプトにはないのでしょうか?
そんな「セキュリティの空白」を埋めるために立ち上がったのが、GoPlus Security (GoPlus) です。
Binance Labs主導で約2,500万ドル(約37億円)もの資金を調達し、すでに月間7億回以上も利用されているこのプロジェクト。 2025年1月に独自のトークン「GPS」もローンチされ、投資対象としても注目を集めています。 その仕組みと将来性について、わかりやすく解説します。
GoPlus Securityって何をするの?

一言で言うと、「Web3のための分散型セキュリティインフラ」 です。
私たちが普段使っているPCやスマホには、OSレベルでウイルス対策が入っています。GoPlusは、ブロックチェーンの世界でそれと同じ役割を果たそうとしています。
具体的な機能
- リアルタイム保護: あなたがトランザクション(送金などの操作)を行うその瞬間に、「これ、詐欺かもよ?」と警告してくれます。
- APIの提供: MetaMaskやUniswapなどの有名アプリに、GoPlusのセキュリティ機能が裏側で組み込まれています。「このトークンは安全です」「このアドレスはブラックリストに入っています」といった情報を自動で提供しています。
仕組み:みんなで守る「分散型」セキュリティ

従来のセキュリティ会社(CertiKなど)は、専門家が時間をかけてコードをチェック(監査)するのが仕事でした。 GoPlusはアプローチが違います。「みんなで監視情報を共有するネットワーク」 を作っているのです。
- セキュリティデータ層: 世界中のユーザーや研究者から脅威情報を集めます。
- コンピュート層: 集まったデータを解析し、危険かどうかを判定します。
これにより、新しい詐欺手口が出てきても、素早く対応して警告を出すことができます。
トークン「GPS」と投資リスク

GoPlusは2025年1月に独自トークン「GPS」を発行しました。 セキュリティサービスを利用したり、監視活動に協力したりすることで使われます。
投資家が注意すべき点
プロジェクト自体は非常に正当で社会的意義も大きいですが、投資としては以下のリスクがあります。
- 価格の激しい変動: 2025年1月の最高値から、価格は大きく下落しています(新規トークンにはよくあることですが、注意が必要です)。
- 売り圧力: 今後数年にわたって、初期投資家やチームの持っているトークンが徐々にロック解除(売れるようになる)されます。これが価格を下げる要因になる可能性があります。
- 競合の存在: CertiKなどの大手セキュリティ企業も強力なライバルです。
まとめ:インフラとしての将来性は高い

GoPlusは、Web3が一般普及するために ⚠️ 「絶対に無くてはならない」インフラ を作っています。
- 実績: すでに月間7億回以上利用されている。
- 信頼: Binance Labsなどの大手VCがバックについている。
- ビジョン: 「誰もが安心して使えるWeb3」を目指している。
「ハッキングが怖い」というユーザーの切実な悩みを解決するGoPlus。投資対象としてだけでなく、自分自身の資産を守るツールとしても、動向をチェックしておいて損はないでしょう。