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Lido Finance (LDO) 徹底解説:イーサリアムステーキングの絶対王者

イーサリアムを持っているなら、「ただ持っているだけじゃもったいない」と思ったことはありませんか? そんな時に真っ先に名前が挙がるのが、Lido Finance(ライド・ファイナンス)です。

預かり資産は驚異の400億ドル(約6兆円)。 イーサリアムのステーキング市場において、約25%という圧倒的なシェアを誇る「絶対王者」です。 今回は、なぜLidoがこれほど強いのか、そして投資家として知っておくべきリスクについて解説します。

Lidoが解決した「ステーキングの悩み」#

Lidoが解決した「ステーキングの悩み」

本来、イーサリアムのステーキングには「32 ETH(約1,500万円)が必要」「一度預けると引き出しにくい」という高いハードルがありました。 Lidoはこれを鮮やかに解決しました。

  1. 少額からOK: 32 ETHもいりません。いくらからでもステーキング可能です。
  2. 預けても使える: ETHを預けると、代わりに「stETH」というトークンがもらえます。これは通常のETHと同じように売買したり、他のDeFiで運用したりできます。つまり、「利回りをもらいながら、資金も自由に使える」という夢のような仕組みです。
  3. 実績と信頼: 2020年の開始以来、重大なハッキング被害はゼロ。100回以上のセキュリティ監査を受けており、その堅牢さは業界トップクラスです。

stETHの仕組み:持っているだけで増える#

stETHの仕組み:持っているだけで増える

Lidoの最大の特徴は、stETH(Staked ETH) です。 これを持っていると、毎日自動的に少しずつ残高が増えていきます。 例えば、1 stETHを持っていれば、翌日には1.0001 stETHになっているイメージです(年利約3%)。

「財布に入れておくだけでお金が増える」感覚は、多くの投資家を虜にしました。

王者ゆえの悩み:大きくなりすぎたリスク#

王者ゆえの悩み:大きくなりすぎたリスク

しかし、Lidoの強すぎる支配力は、逆にイーサリアム全体のリスクになりつつあります。

1. 中央集権化の懸念#

もしLidoがシェア33%を超えてしまうと、理論上はイーサリアムのネットワークを攻撃したり、停止させたりすることが可能になってしまいます。 「分散型であるはずのイーサリアムが、実はLidoに支配されているのでは?」という懸念から、批判の声も上がっています。

2. 規制リスク#

米SEC(証券取引委員会)との関係も不透明です。stETHが「証券」とみなされれば、米国でのサービス提供が難しくなる可能性があります。

3. ライバルの台頭#

「Rocket Pool」や、より高い利回りを狙える「リステーキング(EigenLayerなど)」といった新しいライバルが次々と現れています。Lidoのシェアはじわじわと低下しており、絶対的な地位も安泰ではありません。

独自のトークン「LDO」#

独自のトークン「LDO」

Lidoの運営方針を決める投票権を持つトークンがLDOです。 これを持っていると、手数料の設定や運営メンバーの選出に参加できます。 ただし、LDO自体を持ってもステーキング報酬(ETH)がもらえるわけではない点には注意が必要です。

まとめ#

まとめ

Lidoは、イーサリアム運用において 「最も無難で、最も流動性が高い」 選択肢です。

  • 初心者向け: とりあえずETHを増やしたいならLido(stETH)が鉄板。
  • 運用しやすい: AaveやUniswapなど、どこでも使える便利さは唯一無二。
  • 未来: 市場シェア争いと規制の行方が、今後のLDO価格を左右するでしょう。

「まずはLidoから」と言われるほどの信頼と実績。イーサリアム投資家なら、必ず押さえておくべきプロトコルです。