「イーサリアムを増やしたいけど、よく分からないサービスに預けるのは怖い」 そう思うのは当然です。 しかし、DeFi(分散型金融)の中で最も多くの資金(約400億ドル)を集めているのがLido(ライド)です。
なぜ世界中の投資家がLidoを選ぶのでしょうか?そして、そこに死角はないのでしょうか? 専門用語を極力使わずに解説します。
Lidoがやっていること:私たちの代わりに運用代行

イーサリアムのステーキングは、本来は専門知識が必要な難しい作業です。 Lidoは、この難しい作業を プロの業者(ノードオペレーター) に委託する仕組みを提供しています。
- あなたがETHをLidoに預ける。
- Lidoが選定したプロ業者が、あなたの代わりにステーキングを行う。
- 報酬から手数料(10%)を引いた残りが、あなたに還元される。
この仕組みのおかげで、私たちはワンクリックでステーキングに参加できるのです。
安全性を支える「監査」と「分散」

「Lidoが持ち逃げしたりしない?」という心配に対して、Lidoは徹底的な対策をとっています。
- 78回以上の監査: コードにバグがないか、外部の専門企業に何度もチェックさせています。これは業界でも異例の多さです。
- 鍵の分散: ステーキングに必要な「鍵」は、一人の人間が持っているわけではありません。複数の業者に分散されており、誰か一人が悪さをしても資金が盗めないようになっています。
知っておくべき「規制」と「支配」のリスク

一方で、Lidoには特有のリスクもあります。
1. アメリカ政府との対立
現在、米証券取引委員会(SEC)は「LidoのstETHは証券ではないか?」と疑いの目を向けています。 もし裁判で負ければ、サービスに制限がかかる可能性があります。
2. 大きすぎるがゆえの批判
Lidoは人気すぎて、イーサリアム全体の25%以上のシェアを持っています。 「一箇所に権力が集中するのは良くない」 という批判があり、Lido自身もシェアを抑えるかどうかの難しい判断を迫られています。
ガバナンストークン「LDO」の役割

Lidoには「LDO」というトークンがあります。 これはLidoの将来の方針(手数料をいくらにするか、どの業者を使うかなど)を決めるための 投票券 です。
「Lidoのサービスは素晴らしいけど、LDOトークンを買うべき?」という問いに対しては、💡 「Lidoの将来性に賭けるならアリ」 という答えになります。 Lidoが成長し続ければ、投票券としてのLDOの価値も高まる可能性があるからです。
結論

Lidoは、現時点で 「最も安全性が検証されたステーキングサービス」 の一つです。 しかし、規制当局との争いや、市場シェアの問題など、将来の不確実性もゼロではありません。
「有名だから絶対に安全」と思い込まず、こういった背景を知った上で利用することが、賢い投資家への第一歩です。